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賃貸契約者動向調査【2017年版】

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○不動産会社(店舗)への訪問数


不動産会社(店舗)への訪問数は平均で1.6店舗。

長期的にみると訪問数は減少傾向。




【平均訪問店舗数】

一人暮らし

学生・・・1.3店舗、社会人・・・1.5店舗


二人暮らし

2店舗


ファミリー

1.6店舗



2005年は平均で2.7店舗、2010年は平均で2店舗、そして2017年は1.6店舗と年々減少傾向にあり、最近ではオンライン内見やパノラマ画像等でお部屋の様子が良く判るようになり内見のために来社せず賃貸物件を契約する方も増えており将来的には1店舗も切ってくる可能性も十分に考えられます。


特に一人暮らしの学生にその傾向が顕著で、若い方はamazonさんをはじめとするネット通販に慣れており、ネットで契約することに抵抗感が少ないのかと感じます。また不動産会社自体の信頼度も高まっていてネットで提供している情報の感度が高く信用が得られているのもその大きな要因かと思われます。



遠方にお住まいの方でお部屋探しのためにわざわざ上京する場合、親御さん含めその時間・費用・労力がかなりかかってしまうので、個人的には店舗への来社が減ることは悪いことではなく自然の流れのように感じます。





○部屋探しの際に見学した物件数


部屋探しの際の物件見学数は平均2.9件と過去最少。

見学数の減少が続いている。





【平均内見件数】

一人暮らし

学生・・・2.5件、社会人・・・2.8件


二人暮らし

3.3件


ファミリー

2.8件



こちらはどの世帯構成別にみても減少傾向にあり、一人暮らしの社会人(女性)については前年3.5件から2.8件と大幅な減少となりました。

理由として挙げられるのは、上記の「不動産会社(店舗)への訪問数」でも述べた内容が当てはまるのかと思います。


女性の一人暮らしの場合、周辺環境や物件の夜の感じなどを気にする方も多く、当社でも再内見する方が結構多いのですが、最近ではストリートビューで周辺環境をチェックし、夜の感じについては案内担当者への確認で済ませてしまう方が増えています。




これからの不動産仲介会社はお部屋を紹介するだけでなく、お客様の利便性(効率)も考え、営業マンは、物件の知識だけではなく新生活を送るにあたっての有益な情報も得ていき、お客様にご提供していかなければ生き残れないと思いました。





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